体験記 : 駒場祭クラス企画運営記

*1おっはにゃー!💞💞 *2 くりーむです。

ほにゃ大学にゃんにゃんキャンパス*3で毎年11月に実施される霜月祭 *4 でクラス企画を行ったので、この記事では、その振り返りを行います。 具体的には、何が行われたのかを簡潔にまとめ、その上で、企画を進めていくなかで生じた問題や課題に対して、そこから得られた教訓*5を記していこうと思います。

なお、これは私の視点からの運営記なので、他の運営に携わった方の視点からは別の物が見えている可能性があります。 また、単純に勘違いしていることがあるかもしれません(嘘に気づいたら指摘していただけると幸いです)。 この点に十分注意してください。

前提条件

まずは前提条件として、どのような企画が実現したのかを簡単に記しておこうと思います。 販売した商品の主役は、ペリメニというロシアを中心に食べられている水餃子です。 これを玉ねぎやローリエコンソメなどとともに鍋の中で煮て、仕上げにサワークリーム風のソース(これについては後述)と ディル*6をふりかけて提供しました。

↑これです。

価格は1杯400円にしました(価格設定については後述)。

屋台のテント内部は次のツイートのような感じになっていて、 机を前に2つ、後ろに2つ設置しています。

(開店準備をしているときの写真なので、軍手とかが置いてありますが…………。)

正面から見て左手前の机を、「受付」及び「盛り付けを行って商品を受け渡すゾーン」にしています。 右手前の机には鍋を2つ置いていて、ここでペリメニ入りのスープを作っています。

左奥の机にはペリメニや玉ねぎなどを入れておくクーラーボックス、その他の材料が置いてあり、 右奥の机はお皿やスプーンの入ったダンボールやペーパータオルなどを置いておくスペース兼簡単な作業場所としました。

写真では見にくいですが、奥の2台の机の下には、スープに使う水が大量に置いてあります。 机の裏側にゴミ袋を貼り付けて、ゴミスペースを作ったりもしました。

テントの右側にあるものは、委員会*7から購入できるダンボールパネルで、宣伝用に作ってもらいました(後述)。

企画場所は銀杏通りの10号館の目の前で、水洗場がかなり近い、という感じです。

前提条件として記すべき内容は以上です。

準備編

商品選定とメニューづくり

これが屋台出展で一番難しい部分Part 1だと思います。 私の所属するクラスでは皐月祭*8でシルニキ*9 を売ったので、それ以外にしようというところまでは私の中で決定でした(同じものを2回売るのは面白くないと思うので*10)。

また、ロシア語選択者のクラスなので、ロシア料理にしたいという条件もあります。この2つの条件を満たし、かつ、学園祭で提供できそうなものとして以下が挙がっていました:

色々話し合った末(この部分をしっかり書くと長くなるので省略します)、ペリメニが良さそうだと判断したので、その方針で申請を行いました。 なお、この段階では皮からペリメニを作る予定でしたが、後で霜月祭委員会から、衛生面の問題からペリメニの手作りはできないと言われてしまい*11、 既に製造された冷凍のペリメニを購入することになります。 それでもペリメニを販売することに決めた(ペリメニから変えなかった)理由は主に次の3つに要約されます:

  1. 霜月祭の実施時期的に暖かいものの方がお客さんの幸福度が高そう
  2. ここ数年でペリメニが提供された形跡がなさそう(理系ロシア語選択としては2016が最後っぽい?)なので、目新しさがありそう
  3. ペリメニ自体は既成品なので簡単に調理できるが、スープに入れるなどアレンジの幅がありそう

ペリメニそれ自体でオリジナリティーを出したり、お客さんの満足度を高めたりすることはできないので、それ以外の部分でこれを成さなければありません。

そこで、3にあるようにペリメニスープとして販売し、サワークリームやディルを添えることでなるべくロシア料理っぽさを出そうと考えました。

問題は、お祭りの規則で、(お祭りの環境下では)適切な温度管理が難しいため、乳製品が使えないことでした。つまりサワークリームそのものを使うことはできませんでした。もう少し具体的に書くと、植物性のクリームによるものであれば使っても良いが、そうでないサワークリームは使えないということでした。 次のような変遷を経て、結局、豆乳ヨーグルトにレモン汁をかけることによってサワークリームっぽい味わいを再現するという解決策を得ました:

  1. 植物性のクリームにレモン汁を加えて混ぜる → クリームを混ぜることが調理工程と判断されてしまうため、✗
  2. 植物性のサワークリームを購入する → 一部の国では出回っているが、日本では出回っていない & 購入できないか連絡したが、返事がなかったため、✗
  3. 植物性のヨーグルトにレモン汁で酸味を加える → 植物性のヨーグルトとして豆乳ヨーグルトがあるので、◯

この解決策を得る過程で、霜月祭委員の方と何度かやり取りをして、OKかOKでないかを丁寧に判断してもらい、時には代替案も提示してもらいました(ありがたすぎ!です)。

学び

使いたい食材が使えない場合も、それっぽい代替品を用意できる場合がある。インターネットで検索したり、実際に試作してみよう。


材料費の計算と材料発注

メニューが決まったので、材料費を計算します。 すると、材料費全体におけるペリメニの割合が(どんなに頑張っても)非常に高くなることがわかりました*12。 そこでペリメニ仕入れ値を安くすることを最優先事項として考えました*13*14

インターネットで調べてみると、かなり安く冷凍のペリメニを販売している会社を見つけることができました。そこでその会社にメールを送ってみたのですが、一切返事がありません……:( ;´꒳`;):。ひょっとしてなにかの手違いで連絡が行っていないのかもしれないと思い、とりあえず1単位購入してみましたが、やはり連絡はありません…………:( ;´꒳`;)::( ;´꒳`;):*15。電話をしてみても「お客様のおかけになった電話は電波の届かない場所にあるか電源が入っていない……」というアナウンスが流れるだけでした………………:( ;´꒳`;)::( ;´꒳`;)::( ;´꒳`;):。 恐らくこの会社には発注できなさそうだと判断して別の会社を探すことにしました。

余談ですが、このとき既に霜月祭委員会への申請締め切りは過ぎていた*16ので、 ペリメニが手に入らなければ企画中止しかないかな……と思っていたのですが、 「ペリメニが手に入らないかもしれないので、その場合は、他の料理に変更してもいいですか?」という旨の連絡を霜月祭委員会に送ったところ、 変更可能だという返事をいただけました*17。こうして、ペリメニが手に入らなくても、何らかの企画*18はできるという謎の安心感(?)のもと、ペリメニ探しをすることができました。余談終了です。

いくつかの会社にペリメニを取り扱っていないか連絡してみると、そのうちの一つから、余っているペリメニがあるから頑張った価格で販売できるという旨の返事をいただき、様々な話し合いの末、そこからペリメニを格安で*19販売してもらうことができました。

学び

商品は、取り扱っていそうな会社にどんどん連絡してみよう。 「インターネット検索では出てこないがその商品を取り扱っている」という場合もある(業務用商品なら尚のこと!)。


ペリメニは運送会社の営業所留め*20にしてもらい、当日の朝受け取りに行きました。 じつはここでトラブルが発生しますが、これについては後述します。

その他の商品は仕入れやすそうなお店で購入しました:

  • 豆乳ヨーグルトは私の家の近くの24h営業のスーパーで取り扱っていたので、当日の朝、そこで購入
  • 冷凍スライス玉ねぎは、ちょっと遠い某スーパーへ
  • それ以外はすべて常温保存可能だったので、事前に購入しておき、前日準備で屋台まで運んでおきました

一般に、大量の商品を買うときには、事前にお店に連絡しておいたほうが良いです。 また(これは皐月祭からの教訓ですが)直前に連絡すると、「うちはもう手一杯なのでほかを当たってください」と断られてしまうこともあるので、 余裕をもって連絡しましょう*21。 事前に連絡すると必要な分を確保しておいてくれたり、特別に発注してくれたり、それが確約できない場合でも、棚をいっぱいにするように*22頑張ってくれたりします。

学び

大量に購入するときはちゃんとお店に連絡しよう。


価格は、1杯400円か300円のいずれにするかで人々と話し合ったのですが、 内容的に400円でも十分妥当という意見が多かったのと、 300円だと売れ行きによってはガッツリ赤字になってしまいそう*23だったため、400円に決定されました。

看板製作

これはどちらかというと皐月祭からの教訓ですが、 看板を作ることは超重要です。 看板をちゃんと作ると、お客さんの目に止まりますし、逆に看板がなかったり、めちゃくちゃ小さかったりすると、最悪このお店はやっているの?と言われてしまいます*24(悲しいたけだ)。

(2回めの登場です。)

今回はクラスの人にお願いして看板を2種類作ってもらいました。 ものすごくざっくりとしたお願い(入れてほしい内容だけ伝えた)の仕方だったのに、めちゃくちゃピッタリな看板を作ってくれました(嬉しいたけ!だ!)。 特に小さい看板の方はひときわ目を引いていた気がします。

実は、本番中に、ペリメニを水餃子だと認識してもらえていないことに気づいた人間が、それを明示するような看板を追加で作ってくれて、宣伝者が手で持つようになりました。そのことを考えると、もっと何を売っているのかわかりやすい看板にしたほうが(そういう文字を入れたほうが)良かったとも言えるのかもしれません*25が、ペリメニを売っているのだから、ペリメニという文字を入れて水餃子の文字を看板から外しても良いでしょう?。

学び

看板は売っているものがわかるように作ろう。デザインは上手な人に頼もう。


店舗の看板は前日準備の午前中に、小さめな看板は1日めの朝に物理的な実体を得ました。 電子的に実際のサイズで作ったものをA4に分割してもらい*26、それをコンビニで印刷してチョキチョキ端っこを切ってダンボールの上に貼り付けて作っています。

本番運営者の募集とシフトの作成

一番大変 Part 2です。 何が大変かというと、

  1. そもそも参加してくれる人がそこまで多くない(最終的に10人以上が参加してくれたので、少ないわけではありませんでした)
  2. シフトの形にするのが面倒

です。実は同時にコミックアカデミーにもクラスで参加していたので、そちらにも人間を割く必要がありました*27。 また、当日の朝はペリメニを受け取りに行ったり、冷凍玉ねぎを買いに行ったりする必要があったため、多くの人間の力が必要でした。

これはまた皐月祭からの教訓ですが、シフトの作成は早めにやったほうが良いです。 もう少し正確に記述すると、人々からシフト希望を集めたらすぐにシフト案を作って、人々に公開したほうが良いです。 シフト希望から実際に参加可能な時間が大幅に変わる可能性を小さくすることができるためです*28。 また、シフト希望を出した側からすると、希望を出してから一向に音沙汰がないと、例えばサークルのシフトを考えたりする際に、クラス企画を考慮すべきなのか否か、すべきならどこに入ってくるのかがわからず、非常に動きにくくなってしまうと思われます。

人間が屋台に集ってくれることに期待して、シフトを作らないという立場もありえますが、その場合、人間が全然いなくて屋台が回らないということが起こりうるので、必要最低限の人間を確保するためにシフトは作ったほうが良いと考えていました。

最終的に、

シフト希望調査に使ったサイト when2meet
こんな感じで人々のシフト希望を集め、
シフト
こんな感じのスプレッドシートにして共有しました。

学び

シフトは希望調査をしたら早めに作ろう。


本番編

本番編では前日準備及び1, 2, 3日目の様子から得られた教訓を記します。

前日準備 - 台車が必要

まずは前日準備です。午前中に看板を作り、企画場所に水などの常温保存可能な事前購入食品を運び込んでおきました。 私達の企画は15時からレンタルしたテントや調理器具などを受け取ることができました。

まずはテントを運ぼうとしたのですが、ありえないくらい重いです。 人間二人でテントの骨組みと膜を一度に運ぼうとしましたが、私が真っ先にダウンして、結局骨組みと膜に分けて運ぶことになりました。 そして、この後テントウェイトを運ぼうとしたことで、私の腕は完全に破壊されました。 また、テントを運ぶだけで3, 40分溶けてしまいました。

時間が押していたので応援に来てくれた人間含む4人でレンタル品を運びに行きました。 私は腕が完全に破壊されていたため、途中で力尽き、 別のレンタル品を運び終わった人々にもっていってもらいました。

学び

台車は借りたほうが良い。台車をちゃんと借りたかどうかちゃんと確認したほうが良い。


台車がないことによって後片付けでも苦しみます*29。 企画責任者となった方は何が何でも台車を借りましょう。

台車を借りたつもりになっていたけど、借りていなかったという場合もあるので、ちゃんと借りたかどうかを確認しましょう(←これをやったのが私です。企画の皆様ごめんなさい……。)。 特に準備や片づけに割ける人数が少ない(3, 4人とか)企画は、その人々が余程ものを運ぶ能力に長けているのでない限り、 台車を借りたほうが良いと思います。

ともあれ時間はかかりましたが、すべての物を運び終えることができ、屋台内部を整えたり看板を取り付けたりして1830ごろ作業を終了しました。

1日目 - お湯が沸かない( ;꒳​; )

1日目です。私は寝坊して40分くらい遅れていきました。目覚ましを使ったからといって起きられるわけではない(本当に!)ですが、なるべく多くの目覚ましをセットして寝坊しないように努めると良いと思います。 道中で企画に必要な豆乳ヨーグルトを買っていきました。

企画場所についたらテントをあげ、氷を受け取り、テントの前を掃除してペリメニや玉ねぎの到着を待ちます。 その間に委員会から火器点検を受けます。 火器点検では、ガスボンベが倒れないように机などに固定されている必要があるのですが、 これが、びくともしないレベルまで固定する必要があるということでかなり苦戦しました。 荷造り用の紐ではどうしても遊びができてしまった*30ので、 養生テープを買ってきてそれでぐるぐる🌀まきにするほうが速くて良いと思いました*31。 その時は養生テープをもっていなかったので、大きめのセロハンテープを追加で使いましたが、これによって後片付けで痛い目を見ることになります(後述)。

学び

火器器具の固定は紐よりも養生テープのほうがやりやすいし速い。

さてこのとき実はペリメニの受け取りでも問題が発生していましたが、詳細を書くと長いので、省略します*32。一つ言えることは、ものを送ってもらうときには、伝票番号をきちんと聞いておこうということです。

学び

ものを送ってもらうときには伝票番号を聞いておこう。

10時頃に材料が全て揃ったので、鍋に水を入れ、火にかけました。 鍋の中身が沸騰したらペリメニを入れて7分茹でて完成なのですが、いくら待ってもお湯が沸かない。 大事なことなのでもう一回、 お湯が沸かないです。 私達のレシピでは1単位*33に8Lの水を使うことになっていました。 8Lの水は、かなり加熱しないと沸騰しないです。

これによって「お湯沸かしタイム」であることを何度もお客さんに伝えることになってしまいました。 場合によっては(霜月祭委員会の許可が降りるなら)大容量かつ高性能な電気ケトルを使ったほうがいいかもしれません。

或いはもっと小さめの鍋にして*34、洗浄する時間を短縮することもありだと思います。 実際、今回の鍋は大きすぎてかなり取り回しに苦労したので、一度に調理する量をちゃんと考えて鍋を選んだほうが良いです(大は小を兼ねる、は常に有利には働かない!)。

学び

水が沸騰するまでにはかなり時間がかかるので注意。

今回はどうしようもないので、2つある鍋をうまいことやりくりしたり、 余裕のありそうなタイミングで一気にたくさん沸かしておいたり*35して、 どうにか回すことにしました。

このお湯沸かしタイムによるロスは3日目まで毎日生じることになります。 今回のようなペリメニスープをもっとたくさんのお客さんに楽しんでもらうなら、 この部分を1番に改善するべきだと思います。

1日目 - お釣りが足りない( ;꒳​; )

毎日生じた別の問題として、お釣りの問題があります。 1杯400円という価格設定なのでお釣りとして100円玉や500円玉が大量に必要になることはわかっていましたが、 5, 6000円分あってもお釣り不足になりかけたので、かなり用意しておかないといけないと思います。 足りなくなったら、近くにあった自動販売機で暖かい飲み物を1000円札で買って、お釣りを生成する、などの行為をしました。

銀行で両替すると手数料がかかるので、1か月前くらいから運営に参加する人々で100円玉などを集めておくと良いかもしれないです。

学び

引くほどお釣りが消えていった。5, 6000円では足りないかもしれない。たくさん用意しておこう。

また、ペリメニに特有の問題として、次の3点がありました。

  • 鍋の底の方にいるペリメニは付属のお玉では掬えない(お玉の玉部分は、そこそこ深くなっているため)
  • 煮込む時間が長くなる (20分とか)とペリメニの皮が破れて崩れる
  • ペリメニが鍋の底に張り付いて、剥がそうとすると破れる

一番目は、平ための穴開きお玉を買ってくることによって解決しました。 二番目はどうしようもない(加熱を止めることはできない←人生のようだ!)ので、 完成したら20分経たないくらいですべて提供できるような量を一度に作ることにしました。 三番目の解決法は2つあって、一つはしっかり水を沸騰させることで、もう一つはペリメニを茹で始めたら、 お玉で優しく鍋をかき混ぜ続けることです。 3の解決のために人員が1人追加されることになりました。

あと、企画公開時間は1800までなのですが(3日目のみ1700まで)1630をすぎると真っ暗になってしまうので、作業者はヘッドライトをつけたり、 (霜月祭委員会の許可が降りるなら)テント内に電灯などをつけたりすると作業しやすくなると思いました。 特に深さのある鍋は底が全く見えなくなってしまうので、ペリメニがいるのかもしれないけど、全くわからない、という感じになりました(人に、スマホのライトで照らしてもらうことで解決)。

1日目は使った調理器具などを洗っておしまいです。

2日目 - 着火器具は複数買おう

2日目の朝の準備は1日目と同じです。 特に大きな問題も発生しないかと思ったのですが、鍋を火にかけようかと思ったら、ガスライターの火がつきませんでした(っ◞‸◟c)。 どうしようもなかったので、近くのスーパーにチャッカマンを買いにいきました。 原因はよくわかりません(昼頃にはつくようになったので)が、恐らく寒い中放置したために一時的に火がつきにくくなったのではないかと思います。 なお、テニスコート側のまいばすけっと、数理側のまいばすけっと、生協は着火機器を取り扱っています。尤も、当日に販売しているとは限らないのですが!。

学び

着火機器は複数買って、不具合に対処できるようにしよう。着火機器を寒い中放置しない。


2日目 - 粗悪な洗剤を買ってはいけない( ;꒳​; )

2日目に遭遇した問題2つ目は、私の手がありえないほど荒れていたことです。 これはふざけているのではなく、ものに手をぶつけただけで出血する程度には荒れていました。 理由は某スーパーで買った某激安洗剤を使って鍋を洗いまくったからだと思います。 肌が強い人ならば荒れないのかもしれませんが、何十回も調理器具を洗うことになる*36 ので、ある程度手に優しい洗剤を使うか、或いはゴム手袋を持ってくると良いと思います。

学び

優しい洗剤を使おう。ゴム手袋を使おう。


3日目 - ビニール手袋なくなるかも( ;꒳​; )

ここで3日目に飛びます。2日目の片付けは1日目と同様で、3日目の昼も今までと同じような問題が発生し、同じように対処しました。 霜月祭3日目の1600頃、ビニール手袋(100枚)がなくなってしまいました。 人間の入れ替わりが激しかったというのが主たる要因ですが、どの程度ビニール手袋を消費しうるのかはちょっと考えておくといいかもしれません。 まあなくなったら近くのお店に買いに行けばいいし、だいたいどこでも置いていると思うので、そこまで重大な問題ではないとも思いますが。

後始末編

3日目 - 後片付け

ここから後片付け編です。
私は完全に無策で後片付けに臨みました。
私は完全に無策で後片付けに臨みました。
私は完全に無策で後片付けに臨みました。
私は完全に無策で後片付けに臨みました。
私は完全に無策で後片付けに臨みました。
私は完全に無策で後片付けに臨みました。
私は完全に無策で後片付けに臨みました。
私は完全に無策で後片付けに臨みました。
私は完全に無策で後片付けに臨みました。
私は完全に無策で後片付けに臨みました。
私は完全に無策で後片付けに臨みました。

学び

片付けの手順を考えておこう。


企画の皆様本当にごめんなさい。 私の無策のせいで、かなり帰宅を遅くしてしまった気がします。

基本的な流れとしては、まず使った器具を洗って、レンタル品を片付けて、ゴミを捨てに行って、企画場所をきれいにしておしまい!です。 器具の洗浄までは良かったのですが、レンタル品の片付けとゴミ捨てに手間取ってしまいました。 まず、企画で出たゴミをまとめ人々にもって行ってもらいました。これはゴミ集積場の混雑が予想されたからです*37

その後、100kg程度まで耐えられる台車にテントウェイト×6とテントの膜を置いて移動させようとしたところ、点字ブロックのところで台車が転倒しました。うーうーと唸っていたところ、他の企画の構成員の方に助けていただきなんとかテントの運搬を終えることができました(感謝💕)。 この過程で、どこからか2枚めの耐火シート*38を取得し、もう一度ゴミ捨てに行く羽目になります(うー)。

なんとかすべての片付けを終え、周囲を清掃して、清掃責任企画の方にチェックしていただいて*39 お終い!でした。 周囲の清掃では、何故か割り箸のゴミが落ちていて大変難儀しました*40が、面倒だったのでゴミ袋に入れて持ってかえることで対処しました。

3日目 - カラオケに行ってはいけない( ;꒳​; )

にゃんにゃんキャンパスで解散し、仲の良い4人*41でご飯を食べに行きました。某野油学会へ…………。美味しかったです(異常な疲労感で食べながら寝かけましたけど!)。

適当なおしゃべりもそこそこに解散して帰宅の途につきました。10時前だったと思います。 電車内で寝落ち寝過ごしながら、だらだら最寄り駅まで帰ってきました。疲れたな―と思いながら駅を出るとなんとそこにはカラオケがあるじゃありませんか!。 その時の私はテンションが非常に高くなっていて、気づいたらマイクを握っていました。 ヒト(リ)ゴト、ヒト(リ)ゴト、ヒト(リ)ゴト、誰かのヒーローになりたかった、ヒト(リ)ゴト、誰かのヒーローになりたかった、ヒト(リ)ゴト……。 カラオケって意外と好きな音楽が入っていなくて、くるしいたけ!なのですが、「ほんとにその時の感情にピッタリな好き好き音楽」からすこーしだけ外れているから逆に冷静でいられる、みたいな嬉しさがあると思います。 歌いながら意識を失いかけたところで、お店を出て、帰宅しました。

翌日喉を枯らしました。 あとずっと怠かったです。 お祭りを終えたら、ちゃんと休みましょう。間違ってもカラオケとか行くべきじゃないです。

学び

すべてが終わった開放感でカラオケに行ってはいけない。



売上と会計

最後にいやらしい話をしましょう、 売上についてです。 正確にいくら売り上げたかを記述するのは憚られるので、ここは、3日間の売上食数の比率を記します : ほぼ1 : 2 : 3でした*42。 もちろんこれは3日目に行くほど企画運営がスムーズになったことも影響していますし、最終日は1時間企画公開時間が短いことも考慮する必要があります。これを何倍化した程度を売り上げて、(たぶん)黒字になりました*43。 黒字分は次のお祭りの初期費用になるんだと思います(たぶん!)。

また、出納はNotionのページを作って管理していて、 カンパしてくれた人や費用を立て替えてくれている人にページを共有して見張ってもらっています。

会計報告*44はそれ専用のGoogle Formを作りました。 人々がそのフォームを使って報告してくれるたびにNotionに情報を追加してくれるスクリプト*45も書きました。 ここまでやっておくと会計作業はだいぶ楽になります。

おしまい

本編は以上です。ここまで読んでくださった方へ、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。 最後に記事を書いた動機を簡単に記して結びとしようと思います。

まず一つ目に、企画の完遂のために人々が力を貸してくれたことを忘れないようにするためです。 お祭りの企画運営は、多くの場合、一人でできるものではないです。今回の霜月祭も多くの人間に助けてもらって、お客さんにペリメニを届けることができました。感謝してもしきれないです。

二つ目に、将来企画運営をしようとしている人間のために、何らか、参考にできるものを残したかったからです。 インターネットで検索しても、クラス企画の運営に関する詳細な体験談はなかなか出てきません*46*47。 クラス企画の運営は、実際にやってみないとわからないことも多いし、失敗するときは失敗するとも思いますが、参考にできるものがあるのとないのとでは勝手が全く違うと思っています。 もしこの記事によって、どこかの企画の運営がよりよいものになることがあれば、これより嬉しいことはありません。

これで完全におしまいです。

今日はとっても楽しかったね!明日はもーっと楽しくなるよ!寝るにゃー。

*1:「体験記 : 駒場祭クラス企画運営記」というのはやや奇妙に感じられるかもしれませんが、体験記、が記事の内容を端的に表すタグの役割をもっていて、タイトルが、駒場祭クラス企画運営記です。

*2:起床の挨拶です。私は毎瞬毎瞬起床を実行することによって意識を保っています。💞の存在も本質的です。

*3:ここで用いられているほにゃ、や、にゃんにゃん、は別の文字列に変換することによって初めて意味を持ちます。

*4:本来はキャンパス名を取って、にゃんにゃん祭と呼ばれています。尤も、この記事を読んでいらっしゃる方のうち、注意深い方は既にこの正式名称を知っていらっしゃると思いますが!。

*5:教訓とは本来、経験を未来の視点から解釈するときに付随して生じるものだと思います。しかし、教訓を強調しすぎるあまり、教訓の存在が、経験に先立って前提されるようなきらいがあるように思えてならず(つまり、経験の、成長の源泉という側面のみが過度に本質化され、教訓がたぷたぷと蓄えられた無味無臭な容器として扱われてしまうような感じをもっています)、その点で、教訓という書き方をするのはやや憚られるのですが、敢えてこのような書き方をしようと思います。

*6:ハーブの一種です。

*7:霜月祭委員会と言って、お祭り全体の運営団体です。

*8:毎年5月に、別のキャンパスで行われるお祭りのことです。

*9:東欧で食べられているチーズ入りのパンケーキみたいなものです

*10:運営をする上で、私が楽しくない、という程度の主張で、お客さんからすれば特に気づかないし、気づいても気にならないと思います。本当に個人的な感情です。(尤も、個人的な感情は全く蔑ろにすべきではないので、私はこの個人的感情を優先したのですが!)

*11:これについては、実際に企画を運営してみると完全に正しいことが実感をもって理解されました(皐月祭の経験からわかるべきだというのに!)。まともな水道もない(水洗場は存在しますが企画場所から移動しなくては行けないし、たくさんの企画が使おうとするとパンクしてしまいます)環境で衛生的に生肉を練ったり生地をこねたりするのは無理だと思います。

*12:計算しなくてもわかることではありますが、具体的な金額として出しておくと、どのくらいまで安く仕入れる必要があるのか考えやすくなると思っています。

*13:なお、冷凍の水餃子を買ってきて、ペリメニと称して売ることも可能でしたが、やはりお客さんにはペリメニを食べてもらいたかった(≒ 普段は食べないものを食べてもらいたかった ≒ 非日常的な経験をしてもらいたかった)ので、それは最終手段と思っていました。

*14:一つ前の注に於ける≒記号は何らかの分野で強い意味を持っているのかもしれませんが、私は普段全く見ないため心置きなく濫用することができます。

*15:着払いで送られてくるということだったので、詐欺を疑うことはありませんでした。

*16:霜月祭では、どのような商品をどこから買ってきてどのように調理するのかを申請する必要がありました。

*17:もちろん、この連絡をする時期によっては、変更できなかったと思いますが。

*18:このときはブリヌィを作ろうと考えていました。或いは、冷凍の水餃子をペリメニと言い張って販売するという路線もありえました。

*19:本当にありえないくらい安くしてもらいました。ありがとうございます。

*20:保冷が必要な荷物の営業所留めに対応している営業所と、対応していない営業所があるので、注意しましょう。

*21:それが一番難しいのだけど!。

*22:確実に入荷できるという保証はできないが、なるべく棚が埋まっている状態にしますよ、という返事を頂いたことがあります

*23:実際の販売数的には、300円にすると大赤字になるところでした。そもそも300円だと仕入れたものをすべて売り切って、かつ、材料費や出店に最低限必要なもの以外の出費(例えば、あったらより良い調理器具を買い足すなど)はギリギリまで削らないと黒字化しない計算でした。

*24:実際に、皐月祭で言われました( ;꒳​; )

*25:しかし、道を通り過ぎるお客さんの中には「メニメニペリメニ……」(企画の名前です)と呟いてくれる方がかなりいて、それがめちゃくちゃおもしろかったので全く後悔していませんし、そういうインパクトの与え方もありだと思い!ます!!!。知らないけど。

*26:今回はそういうデータを作ってもらいましたが、一部のプリンターでは印刷時の設定でA4分割印刷を行うことができます

*27:とはいっても一人だけでしたが……。

*28:実際、私がシフト作成をサボったばかりに、「その時間は既に別の企画のシフトを入れてしまったよ!」という場合を生じさせてしまったことがあります( ;꒳​; )。

*29:実は、人々が所有している台車をいくつかもってきてもらって使っていたので、わりとどうにかなりました。それでも、例えばテントウェイトは1つ20kgはあるので、余程本格的な台車をもっているのでなければ(自前の台車の最大積載量をオーバーしうるため)素直に委員会を通じてレンタルするのが良いと思います。

*30:良い結び方があるのかもしれないですが。

*31:正確には、霜月祭委員の方にそう言われました、そして、私もそう思いました

*32:簡単に言うと、1日目に受け取る分が見つけられず、2日目の分を受け取ってしまいました。

*33:約25食分です。

*34:今回は46L入る鍋を使いました。

*35:例えばお昼に備えて100食分沸かしておいたりしました。それでも一瞬で売れてしまい、お湯沸かしタイムに突入してしまったのですが……。← 嬉しいたけの悲鳴です。

*36:もちろん分担できればもう少しマシでしょうが。

*37:実際、すごかったらしいです。私達の企画は、ギリギリ激やばの波を回避できた?ようでした。

*38:耐火シートは、屋台の下に大きく敷いてある白いあれ、です(屋台の画像参照)。これは不燃ごみとして捨てる必要があるのですが、既にゴミ集積場にもって行ってもらった後、気づいたら2枚めをもっていました????。

*39:清掃責任企画の方は本当にお疲れ様です。

*40:既にゴミステーションは閉じていて、企画としては割り箸を出すという申請をしていなかったため、企画のゴミとしても受け取ってもらえないんじゃないか!という懸念がありました。

*41:実際に食事に行ったメンバーがどう思っているかについては推し量るより他にないのですが、私はそう思っていますし、恐らく他の方々も仲が良いと思っていると、私は考えています。

*42:実は2日目は2よりももう少し多いです。

*43:私が認識していない巨大支出がなければ。(この記事を書いているタイミングではまだ支出を集計しきれていないという事情によります。)

*44:人間は、ここからお金を使ったことを報告します。

*45:そういうサービスがあるのではなく、適当に私の借りているサーバー上で走らせています。

*46:尤も私の検索力が足りていないだけという可能性は大いにあるのですが!

*47:前注について、その場合、この記事もインターネットの海の藻屑となってしまうだろうけど、企画の運営者がその体験をなにかに残すという行為が、細々とでも続いていけば、上に掲げた目標の少なからぬ部分が達成できるものと信じています。